ご報告


今日は皆さまに悲しい報告があります。

ずっと、伝えなくてはと思いながら
なかなか気持ちの整理がつかず
ご報告が遅れましたことをお詫びいたします。



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2012年3月、我が家にて預かり開始し
同年7月、推定姉妹猫のいちこちゃんと共に
文京区のねこ親さんの元へ送り出した黒猫のゆめこ。






今年の年9月6日に、亡くなりました。



死因は、マンション6階からの転落死でした。






いちゆめのねこ親さんは、
2013年の夏ごろから
日常的にマンションの共用廊下で
2匹を遊ばせていたそうです。


ゆめこは虫を追いかけて生け捕りにするのが好きで
深夜、人けのなくなった時間帯に
時々、外廊下に出して遊ばせていたそうです。





最初の頃は2匹に危険がないように
そばで見守っていたそうですが
だんだんと玄関扉を開け放って目を離すようになり―



その日も、「外で遊ばせて」と
ねだるようにアピールする様子に
「少しくらいなら」と外廊下に出して目を離し

深夜3時ごろ、ほかの住人の帰宅する音に驚いたんでしょう。


階下へ転落。

(現場を見ていたわけではないそうなので推察です)



異変に気づき見に行った時はもうすでに遅く、
抱き上げたゆめこは瞳孔が開いており
急いで病院へ駆け込むも、成す術がなかったとのこと。








”完全室内飼育” は、譲渡する際の契約書で約束していただいています。


ゆめこの死は、絶対に防げたことであり
ねこ親さんの過失以外の何物でもなく、
重大な契約違反になります。



覚えている方もいるかもしれませんが、
ゆめちゃんは小脳疾患があり、体のバランスがうまくとれません。



そんな子を、高層階の廊下に出していたこと。
目を離して、乞われるがままに遊ばせていたこと。




ゆめこの死を知った時、
私の胸は怒りでいっぱいでした。



私が選んだねこ親さんのせいで、
ゆめこは死んでしまった。


私にも責任があります。




ちばわん代表とも話し合い、

残されたいちこちゃんを返してもらうつもりで

後日、ねこ親さん宅を訪問しました。



しかし、ねこ親さんの悔恨と自責の念はとても深く

いちこへの愛情も深く、


私には、とても、彼女から
いちこを取り上げるようなことはできませんでした。



いちこ自身、とても怖がりな子でもあります。


相棒であるゆめちゃんを失い、
寂しさや不安が募っている時に、
環境を変えるのは大きな負担を強いることにもなります。






この件については、何度も考えました。



どれが正しい答えなのかはわかりません。



ただ、ねこ親さんへの信頼は、断ち切られました。








【完全室内飼育】をお約束していただくのは理由があります。



外に出ると、事故に遭うかもしれない。

ほかの猫と争い、エイズや白血病と言った
完治することのないウィルス疾患に犯されるかもしれない。


人慣れしている子なら、虐待目的で連れ去られる危険もあります。



厳しい寒さや暑さの中、飢えて死ぬ可能性もあります。



つまり、命の危険だらけだと言うことです。




外に出す出さないは、色々な考えの方がいると思いますが


ちばわんでも、私自身も、外飼いは以上の理由から絶対にNGです。



譲渡の度に、口を酸っぱくして
脱走注意を呼び掛けているのも
そうした理由があるからです。



保護猫たちはほとんどの子が皆、

「死」の危険から救い出された子たちです。



そこから1匹でも多く救い出すために、
たくさんの人間が無償で動いています。




自分の時間を削って、労力を割いて、お金も負担して、

私の知らないところでも

たくさんの人たちが



「命を助けたい」



その気持ちだけで動いています。




今回のことは、


そうした方たちの想いを裏切るものです。




何よりも、2匹を救うために

あきらめなければいけなかった子たちが無数にいます。


預かり家庭は常にどこもギリギリいっぱいまで預かっているからです。





ゆめこの命は、ゆめこだけのものじゃない。




保護されたすべての子たちに言えることだと思います。




「今後は気を付けてください」では


絶対に済まないことです。




それでも、私は


ねこ親さんといちこを引き離すことができませんでした。




今は、2週間に1回の報告メールと
不定期ですが訪問をして
いちこの様子を見ています。


脱走対策も強化してもらっています。



いつまで、という期限はあえて設けていません。


私自身まだ、たくさん迷っています。



ねこ親さんへの信頼が回復するまで
続けていくつもりですが、
いちこちゃんを返してもらいたい気持ちに変わりはありません。





譲渡の際に、何度も何度もお話ししていますが


改めて、送り出した子すべての里親さんへ。



猫を外に出さないでください。


迷子・脱走防止は、やりすぎと言うくらいやってもらって
間違いはないのです。


「うちの子は大丈夫」はどんな子にも通用しません。


驚いたり恐怖を感じた時、

猫たちはとっさに思いもよらぬ行動を取ったりするものです。



外に出ないよう、細心の注意を払ってください。


徹底的に防止してください。


労力を割くことを厭わないでください。



それが困難なら、


私の元へ戻してください。




何かあってからでは遅いのです。





ゆめちゃんを保護するにあたり


動いてくれたすべての方へ、


応援してくれたすべての方へ、


ご寄付で支援してくれたすべての方へ、



このようなご報告をする事態になり、
心からお詫びいたします。


本当に申し訳ありません。





そして何より、ゆめこ自身へ。



最悪の結果を、防げなくて、ごめんなさい。


守ってあげられなかったこと、


一生忘れず、心に刻んでいきます。


本当に、ごめんね、ゆめちゃん。。


ひとりにしてしまって、ごめんね、いちこちゃん。。



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by nrkmimiko | 2014-12-30 03:26 | いちこ&ゆめこ